紫式部 歌碑(石段上 南)

 みおの海に 網引く民の てまもなく
            立ちゐにつけて 都恋しも

 源氏物語の作者紫式部が、平安時代の長徳2年(996)、越前国司として赴任する父藤原為時に従って、この地を通った時に詠んだものであり、「近江の海にて三尾が崎といふ所に網引くを見て」という詞書がある。
 昭和63年(1988)4月紫式部を顕彰し、高島町観光協会が建立。